棒人間と様々な図解や思考ツールを活用して
受講者さんおアタマやココロの中を
見える化していきます。
こうやってイラストを使って表現すると
頭の片隅にあった想いやアイデア
バラバラになっていた知識や経験が
ご本人の中で
ひとつなぎの大秘宝のように顕在化されて
何とも言えない高揚感に包まれます
これは受講者さんの
感動や興奮はもちろんですが
僕自身もいろんな方の多種多様な
価値観、考え方、知識、情報、知恵などに
触れることができ
心震える貴重な時間になってます!
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
今週開催したマスター講座では
お一人の受講者さんが
大切にしている言葉として
「一燈照隅」
という格言を紹介してくださいました。
いや~これは聞いた瞬間に
ビビビ~~~ッって
鳥肌が立ちました!
「一燈照隅」とは
比叡山延暦寺を開いた最澄が
唐から持ち帰った言葉で、
正確には
一燈照隅(いっとうしょうぐう)
万燈照国(ばんとうしょうこく)
というそうです。
一隅を照らすような小さな灯火でも、
その灯火が十、百、万と増えれば、
国中を明るく照らすことになる。
という意味になり
小さな努力や行動の価値を
教えてくれていています。
小さな力や気配りであっても、
何か一つ明るい場所があることで
それが積み重ねていくことで
世界が明るくなっていくのですから
僕は、イラストのコミュニケーションにも
しっかりと通じるお話だと受け止めています。
コミュニケーションの目的は
「情報伝達」と「感情共有」。
例えば職場のプレゼンテーションで、
数字や言葉だけでなく、ひと手間かけて
イラストや図を使うことで
わかりづらさが解消され、
言葉だけでは伝わりにくい
想いや人間味とったニュアンスも相手に伝わり
より深いコミュニケーションが可能になります。
イラストが片隅にあるだけでも
プレゼンの明快さを手助けしてくれます。
教育の場でも、そこにイラストがあるだけで
視覚情報による理解補助の意味を越えて、
子どもたちを明るい気持ちにさせたり
前向きな場づくりを可能にします。
まさに一燈照隅の教えですね。
いきなり場の空気を作ろう!と
無理にがんばるのではなく
片隅にツッコミどころを作って
気持ちを和ませる。
一見、しなくてもいいような些細な事
めんどくさい手間に思えるような事なんだけど
このちょっとした配慮が
コミュニケーションや関係づくりに
大きな違いを生みます!
まさに人間関係や場づくりに
ちいいさな光を照らすわけですが
その光が
棒人間のイラスト!
と言ってもいいかもしれません。
先日のブログ記事で
イラストレーションの語源は、
ラテン語の「Lustrare」で、
「照らす」「明らかにする」という
意味があることをお話しました。
「イラスト」自体がコミュニケーションで必要な
情報や感情を「照らす」ための有用なツールであり
スキルであると、常々考えて来ていたことだったので
この最澄の「一燈照隅、万燈照国」という言葉に
「燈(ひかり)」「照(てらす)」という
文字があることは、
ちょっとしたコミュニケーションに活用するイラストが
人々や世界に与える影響は計り知れないんじゃないか?!
と想えて胸が震えます。
みなさんの日々の伝え方の小さな気配りや
ちょっと手間をかけた絵で話すコミュニケーションが、
より良い人間関係・社会を築いていく
「一燈」となることができ
明るく温かい世界を照らすに違いありませんね!
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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住所 | 愛知県名古屋市 |
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定休日 | 土・日・祝日 |