イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

『ヒトはなぜ絵を描くのか?』

 

 

人が一生を生きていく上で

絵は描けても、

描けなくても良いもの・・・

 

 

なんだけど、

 

 

 

人にはなぜ「描く」能力が与えられていて

なぜ「人は絵を描くのか?」という事は

 

僕自身、ここ数年

考えつづけているテーマです。

 

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

 

単に情報を詳しく伝える、説明する

という事であれば、

写真やアプリ作成するグラフィックで

事足りるだろうし、

 

今ではAIによって

誰でも簡単にデジタルアートが

簡単に作れる時代になってしまったけど

 

 

「作成」ではなく

自らの手を動かして「描く」

 

重要性は失われる事ではないと考え、

発信しています。

 

 

 

そんな中で

 

ズバリのタイトルに

興味を惹かれる本に出逢えて

読み込んでいますw

 

 

 

『ヒトはなぜ絵を描くのか 芸術認知科学への招待 』
齋藤亜矢著

 

 

絵を描く心の基盤とはなにか?

芸術する心はなぜ生まれたのか?

 

進化と発達という二つの視点から

感性と科学を融合したアプローチで

 

一冊で人の「描く」能力とは何かを

考えさせてもらってます!!

 

 

 

 

 人が絵を描く心の起源

 

『ヒトはなぜ絵を描くのか』では

 

ラスコーやアルタミラといった

洞窟絵画を起点に、
人とチンパンジーの比較実験を通して
人の創造意欲の源泉は何かや、

 

人にしかない能力は何か?といった
考察などが書かれています。

 

芸術と科学の両輪で話が展開されていくので

「絵を描くことは」とはどういう能力なのか?

どういった脳の認識活動なのか?

 

という考え方・アプローチの仕方が

わかりやすく紹介されているので!

なぜ人には描く能力を手に入れたのか?を

根拠や筋を通して伝えたい!と

日ごろから考えている僕にとっては

本当に興味深い内容で身震いしながら

読ませていただきましたw

 

 

後半部分の
第4章「なぜ描くのか」と第5章「想像する芸術」では、

ヒトが「絵を描く」行為に

関心を寄せていくプロセスにフォーカスしていて

絵を描きたい!という

僕自身の衝動とも重なっていました。

 

 

 

齋藤先生によると

 

「なぜ絵を描くのか?」

 

という問いに対しては

 

シンプルに「おもしろい」からと答えてます。

 

意外とフワッとした回答だったので

正直「え?!」ってなりましたがw

 

数々実証や研究を重ねて

何周何周もしたうえ出された

結論の一つなんだろうと

受け止めておりますw

 

 

著者はもちろん

その一言だけで終わらず

 

絵を描く事の

何が「おもしろい」のかを

続けて説明しており。

 

 

①イメージの探索がおもしろい

②イメージの外化がおもしろい

③イメージの共有がおもしろい

 

 

という

3つのプロセスを説明しています。

 

ロジカルなキーワードが並びましたが

 

 

 

 

五感を使ってイメージを想起して

自分の手によってアウトプットできて

 

そしてそれが、

 

他の人に見てもらい

喜んでもらったり、楽しんでもらう

 

それができるから

「描く」はおもしろいし

達成感や幸せを

感じられるんだと思います。

 

 

 

 

 

 もう少し突っ込んで考えてみた。

 

 

齋藤先生の

『ヒトはなぜ絵を描くのか 芸術認知科学への招待 』

 

で紹介された考察は、

人類の進化・発達という壮大な

バックグラウンドを感じることができ、

 

 

ビジネスや日常コミュニケーションの中でも

「描く」を取り入れていくべき根拠の一つとして

取り入れていきたいと

 

とても楽しい気持ちで読了しました。

 

ま、これからも手元において

繰り返しお読み倒しますけどねw

 

 

ただ実は

 

イラストプレゼン研究所が考えている

 

 

人はなぜ絵を描くのか?

 

 

という答えについては

実はすでにありまして・・・

 

 

別の表現をしています。

 

 

人類は洞窟壁画を起源として

芸術だけではなく政治的に宗教的にも

絵は描かれてきました。

 

現在では教養や娯楽、宣伝広告としての

役割を果たしたりもしています。

 

 

これらを総じて

「人はなぜ絵を描くのか?」

 

 

 

を問うたとすると

 

 

 

人は

“つながる”ために

絵を描く

 

 

と考えるとしっくりします。

 

 

 

自分が描いた絵を

見てくれた人が

 

その絵に込められた

何らかのメッセージや

情報を受け取ってくれる

 

という事で

 

描いた人、

観た人とはつながります。

 

 

齋藤先生の本では

「共有するおもしろさ」と同じで

 

 

これは絵を介した

アウトプットの大きな力だといえます。

 

 

 

ちょっと余談かもしれませんが

 

 

数千年前に

洞窟壁画を描いた先人たちが

遥かな時を越えて

 

自分たちの存在と

現代のわれわれとつながるために

描いたと考えると

 

なんだかとてつもない

ロマンを感じますよね~ぴかぴか (新しい)

 

 

 

太古の洞窟壁画と棒人間

 

 

 

 

また、

描きながら、内なる自分と

“つながる”ことも可能です。

 

 

絵によって感情が引き出される

絵によって想いが明確になる

絵によって本当の自分を知る

 

そんな事は

 

棒人間のワークショップでは

イラストプレゼン講座では

沢山起こります

 

 

 

これは『ヒトはなぜ~』でいう
「探索」「外化」の面白さに

通じるところだといえます。

 

 

 

 

自分とつながるために描く

 

誰かとつながるために描く

 

 

そんな風に、人類の起源ともいえる

描く心の基盤を持ってもらったら、

 

 

あなたの描き方も見せ方も

また一味変わってくるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

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アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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