僕のワークショップは、
内観と対話をベースになっています。
その“媒体”として、
「棒人間を描く」という体験があります。
最初は鉛筆やペンの音だけだった空間に、
少しずつ“お話”が増えていく。
受講者さんたちの
ちょっと嬉しかった出来事、
ふと幸せを感じた瞬間など
本人からすれば、
特段自慢できるようなことでもない・・・
と思っているようなことでも、
棒人間を描きながら
その話をしてみると、
不思議とそこには
ちょっとずつ彩りが
そえられていきます。

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
本人にとっては他愛もない
出来事に思えていたことが、
絵と言葉を介して、
なんだか物語みたいに
なっていく瞬間があります。

そうやって物語のように伝わると
周りからも自然と共感が集まってくる。
「それ、いいね!!」「わかるわー!」
なんてって誰かが言葉を返してくれることで、
対話として、関わりが深まっていくんです。
描いてから話してもいいし、
話しながら描いてもいい。
あらかじめ描いておいたものを
見せながら話す、
というやり方だってあります。

そうやって日常の体験は、
多くの人の共感を生み出す物語へと、
少しずつ形を変えて伝わっていくんです。
そんな景色を見るのが、
僕は最近のワークショップで
いちばん好きな瞬間かもしれません。
誰かが自分の何気ない日常を、
絵と一緒に話し出す。
それを聞きながら
みんなが楽しそうに言葉を重ねていく、
あの空気感が好きなんですよね。
一人で絵を描いているとき、
その体験は自分だけのものです。
誰にも見せなければ、
それは頭の中と手の中だけで
完結してしまいます。
でも、それを誰かに見せて、
話しながら描いていくと、
自分の中だけの出来事は
「共有された体験」に変わっていきます。

何気ない日常の話、情報や知識も、
棒人間たちと一緒に誰かに届けることで、
ただの会話以上のものになっていく。
この「見せる」というのは
本当にささやかな行為です。
でも、その一歩は実は
とても大きな意味を持っています。
それなのに、その重要性には
まだまだ多くの人が気づいていなくて、
見落とされがちなんですよね。
僕は本当にこのささやかな行為の
偉大さを伝えていきたいと思ってます。

描く。そして、見せる。
このシンプルな営みこそが、
体験を物語に変えていくと同時に、
対話の場における心理的安全性も生み出してくれます。
しかも、これは
「心理的安全性をつくらなければ」
なんて意識しなくても
誰にでも簡単に実現できる
気軽な場づくりのスキルだと思っています。
描いたものを手に持つと、
それだけで上半身が安定します。
物理的に何かを持っているというだけで、
人は少し落ち着けるんですよね。
それから、
何かを示す・見せるという行為は、
その場にいる人たちの視線を自然と一点に集めます。
視線の向く先は、意識の向く先です。
同じものをみんなで見ているということは、
意識を自然とひとつにすることにもつながっていて、
それがやがて共感につながっていきます。
いちいち言葉にすると
理屈っぽくて嫌なんですがw
こういうことが、
本人が意図するしないに関わらず、
誰にでも自然と起きるんです。
描いて、見せるだけで!!

始めは書いた文字を見せるだけでもOK!
さらに、そこに絵やイラストが加わると、
その場づくり効果は何倍にも広がっていくはずです。
「描いて」「見せる」という
このささやかな積み重ねが、
新しい物語を生み出し、
好転的に場そをつくり出してくれます。
うまく描けるかどうかという不安を手放し、
ぜひ一度、その扉を開けてみてください。
あなたが次に見せる小さな一歩も、
きっと素敵な物語のはじまりになるはずです。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |