昨日は「車いす」をテーマに
棒人間を描いてみました。
今日はそれに関連して
医療や福祉の現場で見られる
「歩行訓練」のシーンを
描いてみようと思います。
いきなりネタバレw
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
昨日の車いすと比べると
歩行器はかなりシンプルに描けますので
気軽に描いいただけると思います^^
「歩行器 イラスト」で検索をかけてみると
かなりいろんな形状・種類の歩行器があるんですね。
今回はスタンダードタイプといわれる
四脚四輪歩行器を描いてみます。
比較的シンプルなアイテムですが
油断すると逆に複雑になってしまったり
あとで棒人間を描き足すときにも
混乱しないように
「車いす」の時と同様
・何を描くか?何を描かないか?を決める
・パイプ部分は基本的に線で表現
というルールをもとに
できるだけシンプルに描いてみます。
① アームレスト前面を描く
まず、やや斜めに並行する二本線を引きます。
それだけ?といわれそうですがw
初動が一番大切です!
この二本線の角度と長さは
その後の構図に大きく影響を与えますので
油断しないで引いてくださいねw
② アームレスト側面を描く
①の二本線の両サイドから
斜め右上に線を引き終点を縦線で繋ぐと
大きな「ホッチキスの芯」の形ができます。
これが歩行器のアームレスト部分になります。
③ 四脚部分を描く
「パイプ」は線で表現するため
四角から下に向かって線を伸ばします。
これで本体のイメージはほぼできました。
④ キャスターを描く
③の線の終点は黒丸を描くように
キャスターを取り付けます。
正円ではなく縦の楕円にすることで
立体感が出てきますし
楕円の真ん中は白く残すと
より車輪の雰囲気が伝わります。
⑤ 補助フレームを描いて完成!
4本の脚を補強固定する
パイプ部分を描き加えることで
絵としても安定感のある仕上がります。
歩行器自体は
あまり余計なものは描き加えず、
シンプルに仕上げ、
棒人間を描き加えても
見やすいイメージにすることがポイントですね。
歩行器と棒人間が重なる分は
どこが手前でどこが奥になるのか?
何が何に隠れて見えなくなっているか?
見えないところはどんな形か?
という想像を巡らせながら
模写していただくと
全体の構図やバランスが
解ってくるようになります。
歩行器の手の添え方にも
工夫をするだけで
歩く力加減や人の意志が
違って見えてきます。
↑肘を張ったような持ち方で描くと
ちょっと力が入ったイメージで
自力歩行への意志が強く感じられます。
逆に肘を張らずに
アームレストの方に持っていく
描き方をすると
力が抜け、歩行器に身を委ねた
歩き方のイメージが伝わってきます。
腕の線・形変えるだけでも
棒人間の状態が描き分けられて
面白いですね。
ちなみに歩行器のこの動作は・・・
平行棒に差し替えることで
リハビリの風景になりますし、
介助者の棒人間を添えることで
さらに現場のイメージも
描くことができますね!
棒人間にしても複雑なアイテムにしても
そのひとつひとつが
どんな形のパーツの組み合わせ
創られているのかを意識しながら
描いていただくと
いろんなものが重なる複雑な構図でも
思い通りに描けるようになってい行きますよ!
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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