講座やワークショップでは、
棒人間を描きながら、
自分の“気持ち”と向き合う
タイミングがあります。
その瞬間を
対話や内省のワークに
活かしているんですが、

参加者さん、受講生さんは
ふっと、自分でも
思ってもいなかったような言葉を
口にすることがあります。
僕はその瞬間を目の当たりにしたり
その言葉を聞くのが、大好きなんです。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
丸を描くところから始まる棒人間。
そこに線と形を少しずつ組み合わせていくと、
ひとつの表情が生まれてきます。

描き終わった習慣に
「なんだろう、これ?」
「わぁ!」
って感じで受講生さんの中に、
小さな心の動きが生まれます。
これ、実はほとんどの方に
起こることなんです。
たま~に
「別に何も感じません」と
言われる方もいるんですが💦
初めての体験に対する戸惑いから
来ることもあるので
しばらく眺めてもらっているうちに、
「なんだか、何か伝えたそうな顔してますね」と、
ぽつり、言葉になっていったりします。

不思議なもので、こちらから
「気持ちを言葉にしてください」
とお願いするより、
よっぽど自然に、
思ってもいなかった言葉が出てきます。
これについては
いちばん最初に描く「丸」が、
静かに効いているんだと思います。

丸という形には、
どこか安心させてくれる、
穏やかで親しみやすい、
その場をやわらげるような
働きがあります。
だから描いているうちに、
自分の奥のほうと、すっとつながっていける。
——そんなちょっとした仕掛けが
実は棒人間のワークにはあちこちに
忍ばせています^^
たぶん、言葉から先に入ろうとすると、
人はどこかで構えてしまうんだと思います。
「さあ、気持ちを話してください」と言われると、
かえって固まってしまう。
でも、絵が先にあると、
まずイメージが立って、
そこに気持ちが乗って、
言葉はいちばん最後に、
ゆっくり追いついてくる。
人って結局、理屈より先に、
気持ちのほうで動くんですよね。

だからこの描き方は、
言葉にしづらい場面でこそ生きてきます。
感じていることを、まだうまく言えない子どもたち。
少し心を閉じてしまって、自分のことを話せなくなっている人。
あるいは、使っている言葉そのものが違う人同士。
そういう場所で、一枚のイメージ(絵)が
そっと橋渡しをしてくれます。
ありがたいことに、学校の先生や、
看護や介護にたずさわる方、
外国人に日本語を教えている方など、
いろんな現場の方が、
この描き方を持ち帰って使ってくれています。
「絵の描き方かと思ったら、
人の気持ちに触れる時間だった」

そんなふうに言ってもらえると、
僕が講座やワークショップで
いちばん届けたかったことが
受け取ってもらえたようで
「よっしゃ!」って心の中で
ガッツポーズしてますw
絵が描けるようになることは、
その先で、自分の気持ちと、
誰かの気持ちに出会っていくことができます。
これからもみなさんと一緒に、
そういう時間を共にできたら嬉しいです!
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |