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国宝・旧開智学校

ブログ

 

 

長野滞在の最終日、

最後に訪れたのは「旧開智学校」でした。

 

 

 

実はここ、

 

大学4年生のときに教育史のレポートのために

フィールドワークとして来たことがある場所なんです。

 

 

 

とはいえ、

もう30年前の話(笑)

 

当時の記憶といえば、

正直「白い壁の建物だったな」くらいで、

ほとんど残っていませんでしたあせあせ (飛び散る汗)

 

 

当時は国宝指定される前

ということもあり

 

 

今回、改めて訪れてみました。

 

 

開智学校について詳しく知りたい方はこちら↓

https://matsu-haku.com/kaichi/enkaku

 

 

 

 

 

実際に足を踏み入れてみると、

想像以上にいろいろ感じるものがありました。

 

 

「今だからこそ見えてくるもの」

 

そんな、不思議な感覚につつまれましたね。

 

 

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

「擬洋風建築」の最高傑作

 

開智学校といえばもう、

この独特な外観に目を奪われます。

 

 

 

 

 

 

白い壁に、西洋風のデザイン。
一見すると整っているように見えるのですが、

よく見ると「あれ?」と思うところも多い建物です。

 

 

むしろ、突っ込みたくなるようなwww

 

 

 

シュール漫画のような天使がいたり。

 

 

 

ゴリゴリの和彫刻の龍がいたり、

 

 

東洋と西洋。
これまで交わることがなかった価値観や思想が、

同じ場所に存在している。

 

それは洗練されたものではなく、
むしろなんだか無理やり同居させた(笑)
ような印象すらある。

 

 

 

当時の日本は、

西洋文化を完全に理解していたわけではなかったはずです。

 

手探りながらもそれでも取り入れて、

形にしていった。

 

 

未完成のままでも

前に進もうとした。

 

 

そんな気概と姿勢が、この建物には

そのまま宿っているように感じますね。

 

 

 

 

 

教室・教科書に触れて感じたこと

 

 

 

館内に入ると

 

木の床の軋む音、
長く続く廊下、
柔らかく差し込む光、

 

どこかノスタルジックな

穏やかな空気も感じながらも、

 

当時の人々の“学び”対する

熱意や覚悟のようなものが

ビシビシと伝わってきます。

 

 

 

 

 

当時の教科書に

直接触れることができました。

 

 

ページをめくると、

紙の質感やインクのにじみが伝わってきて、

ただ見るのとは違うリアルさがあります。

 

 

 

 

特に印象に残ったのが「修身」の教科書。

いわゆる「道徳」ですね。

 

 

 

男女の役割や生き方について、

今の時代だと、いろいろ炎上ネタになるような
価値観がはっきり書かれていて、

 

今の感覚だと違和感しかない内容で
ちょっと滑稽にすらみえるけど、

 

 

今も僕たちの奥に根深く残っている

ものでもあるよなぁ~って省みる部分もありますね。

 

 

 

そしてもうひとつ、

 

日本史の教科書に触れたときは、

少しゾクッとしました。

 

 

 

自分たちは戦後の教育の中で、
“ある前提”のもとで

歴史を学んできました

 

 

だからこそ、

 

 

それ以前に使われていた

教科書に触れた瞬間、

 

 

少し鳥肌が立ちましたね。

 

 

 

 

30年越しに受け取ったもの

 

 

30年前の20代に入ったばかりの自分は、

この場所を「知識」として

見ていただけかもしれません。

 

 

年を重ね、経験を重ねて

改めて訪れた旧開智学校は、

 

単に「古き良き建造物」というだけではなく、

西洋に追いつこうとした

明治初期のエネルギーと、

 

「教育」によって

未来を切り拓こうとした人たち願いが

 

感じられたた場所でした。

 

 

 

そしてその中に、

 

未完成のままでも前に進もうとした

人たちの姿が、確かに残っていました。

 

 

全部理解してからじゃなくてもいい。

正しさを完璧に求めなくてもいい。

 

 

 

大事なのは、

自分で考えて、

自分で選ぶこと。

 

 

 

そして、

 

 

未完成のままでも

一歩進んでいくこと。

 

 

 

明治開化期の空気に触れながら
そんなことをあらためて感じられた

長野滞在最終日でした。

 

 

 

 

 

 

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お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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