先週末に故郷下呂市が
ドラマ『最高のオバハン中島ハルコ』の
舞台として取り上げられたことを
ブログでご紹介しましたが
今週の放送も下呂を舞台に
物語が展開しました!
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
「下呂といえば温泉」というくらい
メインの温泉街は
コレまでもサスペンスドラマなどの
ロケ地として登場してきていましたが
中島ハルコさんに関しては
「THE下呂」的なところ以外にも
(土ドラ『最高のオバハン中島ハルコ(2022)』より)
僕の実家近くに存在する
マニアックなスポットにも
フォーカスしてくれて、
これは個人的にも
“特筆に値する”ので
日曜日ということもあり
今日は蘊蓄語りますw
たまたま予約録画を
そのまましておいたおかげて
観ることができたんですが、
全くノーマークでした。
毎週金曜日深夜放送中の
(孤独のグルメ【テレビ東京 ドラマ】公式Twitterより)
あれ?どこかで見た光景・・・
マジで?!
中島ハルコさんだけじゃなく
松重豊さん演じる
井之頭五郎さんも
下呂に来てた!!!
(孤独のグルメ【テレビ東京 ドラマ】公式Twitterより)
名古屋と富山を繋ぐ
国道41号線沿いにある
大衆食堂にご来店され
『けいちゃん』『とんちゃん』を
お召仕上がりになってました。
(孤独のグルメ【テレビ東京 ドラマ】公式Twitterより)
五郎さんの食べっぷりは
本当に最高に美味しそうに見えて
なんか
まったく違う食べ物じゃないかと
思ってしまうくらいですw
『孤独のグルメ』
スタッフのみなさま出演者のみなさま
地元のソウルフードを
魅力的に取り上げていただき
ありがとうございます。
コレはおうちで作る「けいちゃん」
鶏肉と野菜たっぷりの味噌味鉄板焼き。
ご飯もビールも進みます^^
さ、そして
二週連続で下呂が舞台となる
『中島ハルコ』さん
今回の物語のベースは
地元に語り継がれる「伝説」
でした。
僕が生まれた故郷@下呂には
昔から「両面宿儺伝説」と
「狒々退治伝説」が語り継がれています。
(土ドラ『最高のオバハン中島ハルコ(2022)』より)
両面宿儺(りょうめんすくな)といえば
もう大人気マンガ『呪術廻戦』によって
すっかりメジャーになったので
ご存じの方も多いと思います。
『呪術回戦』では宿儺は
主人公にとりつく呪いの王として
登場してきますが、
僕の地元、下呂市飛騨金山では
伝説がつたわる人物?(妖怪?)です。
「日本書紀」にも登場しており
地元ではどちらかというと
「平和の象徴」として鎮座してるんですよね。
ドラマの中では
はじめは「呪いの妖怪」扱いでしたが
物語の最後にハルコさんが地元の伝承を
キチンとフォローしてくれてました。
ありがとうございます。
正直ドラマのストーリーとしては
“スタッフさん楽しく作ってんな~”と
まーまーなハチャメチャ展開で
昨日の中日新聞テレビ欄が
今回のストーリーを一言で
物語ってくれてますwww
イヤイヤイヤ~
乗っかり方が凄いねwww
テレ東のアニメ『SPY FAMILY』からの
ジャンプ系アニメのつなぎのようです。
こういうトコトン
楽しむ感じがイイですよね~。
ちなみに朝日新聞はこんな感じ・・・
地元新聞と全国紙の温度差
今回のお話の中で
何度も出てきていたもう一匹の妖怪
「狒々(ひひ)」
の伝説ですが
その舞台は、実はハルコさんたちも
訪れた巨石群です
縄文遺跡での撮影で
マナーの悪いタッフに
喝をいれ追い払うシーンとして
登場してきます
正式名称は
岩屋岩陰遺跡
「縄文時代の天文台」といわれており
コレまでの「旅番組」的なものでは
取り上げられましたが
ドラマのロケ地になったのは
初めてだと思います。
大地真央さんのFacebookにも
投稿してくださってますね!
(コレは嬉しい!)
余談ですが
新海誠監督の大ヒット映画
『君の名は』では
この遺跡はポスターとして
登場してるんです!
主人公滝君と一緒に
飛騨を訪れた奥寺先輩の後ろに
一瞬ちらっと映り込みますw
「狒々退治伝説」の話に戻すと
この民話は子どもの頃から
よく聞かされていまして、
ザックリというと
この巨石に囲まれた洞窟に
強大な妖怪“狒々”が棲んでいて
時折村を襲い人々を苦しめていた。
村人は生贄に若い娘を差し出し
狒々の言いなりになっていたところ、
旅の途中で村に立ち寄った武士が、
若い娘に成りすまして
“狒々”を見事に退治して
村には平和が訪れた。
というお話。
どこの地方でもこういう
ヒーローストーリーは
ありそうな感じですがw
実はこの狒々を退治した「武士」というのが
(Wikipediaより)
“鎌倉殿”として歴史に名を刻む
源頼朝のお兄さんです。
源義平は、
平安末期に源義朝の長男として
坂東で武勇を誇った武将
平治の乱では父義朝に従い
平清盛と戦うものの
残念ながら源氏は平氏に敗れ、
義平は飛騨地方に落ち延び再起を図るため、
しばらくこの地方に潜伏したと伝えられています、
“ヒヒ退治の伝説”は
その時期に当たる物語なのです。
おそらくですが、
実際には村人を苦しめていたのは「山賊」で
それを「討伐」したという話で。
その義平による「山賊討伐」の功績を
称える話が発展したもので、
「狒々退治の英雄伝」として
話を盛って広がり
伝承されてきたんじゃゃないかと思いますw
史実としては
義平が討伐に使用した
太刀『祖師野丸』が
岩陰遺跡から南へ6kmほど離れた
祖師野八幡宮に義平によって奉納されており
現存しています。
義平はその後、平家打倒の為に再び都に上りましたが、
あえなく捕らえられ、処刑されてしまいます・・・
享年20歳
若すぎるやろ・・・
そののちに、頼朝を筆頭に
義経、範頼弟たちによって
平家打倒を果たしたことは
大河ドラマで『鎌倉殿の13人』でも
描かれた通りです。
“狒々退治”で救われた村人は
恩義のある義平の死を惜しみ、
源氏の再興と武運を願って
源氏の氏神である鎌倉鶴岡八幡宮の分霊を迎えて
祖師野の宮を建立したといわれています。
ちなみにこの祖師野八幡宮ですが、
夏の徹夜踊りで有名な「郡上踊り」の
歌詞にも唄われており、
歴史物語のある味わい深い神社なのです!
『中島ハルコ』から強引に
『鎌倉殿の13人』にまで
つなげようとしてますがw
事実と空想の狭間で
昔から伝わってきた民話や伝説は
人と自然(神々)との
繋がりを感じさせてくれるようで
いろんな想像力を掻き立ててくれます
イイですよね!
イラストの話は全くないw
お国自慢ブログになってしまいましたが
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
もし
下呂温泉に遊びに来られた際は
こういうマニアックなスポットにも
足を運んでいただけたら嬉しいです。
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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