イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

絵から言葉へ、イラストが育む語彙力

 

 

先日取り上げたドラマ『舟を編む』の

ワンシーンを取り上げたブログ記事

 

 

イラストが写真よりも伝わりやすい理由とは?

 

 

思いのほか反響をいただき

共感いただけで嬉しいです^^

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

 

 

写真のほうがリアルなのに、
なぜイラストを図版に使うのか?

問いに対する、

登場人物のひとり馬締(まじめ)の説明

 

 

そのものの特徴的な部分を誇張して描いていただくことによって、より実物に近いイメージが伝わりやすくなることが多々あります。

 

 

イラストは、特徴となるところを強調したり

重要でない部分を簡略化して描くなど、

さまざまが工夫がされるビジュアル表現。

 

 

つまり、

いかに“分かりやすい表現か”が大事!

 

 

 

そんな僕のブログ記事を

読んでいただいた方から

 

こんなメッセージをいただきました。

 

 

日本語(語学全般)の教授法でも共通する内容ですね。

 

イラストは写真とは異なり目にした人の感覚に働きかける作用が大きいそうで、語彙運用上の想像力が活発化しやすいと聞きました。

 

日本語の授業で実際の画像や動画を見せることもありますが、この説を知ってから私は極力イラストを見せるようにしています。

 

『そのものの特徴的な部分を誇張して描くことによって、よりイメージが伝わりやすくなる』

 

こちらも、想像力の活発化ですよね。

 

授業で見せるイラストが学習者の目の前で講師が実際に手書きしたものだったら、なおさらイメージが湧きますよね。

 

 

 

イラストと写真とはその役割や視覚効果が
それぞれ違うことはなんとなく、

把握してきた事だったけど、

 

 

 

イラストは写真と異なり視る人の感覚に深く作用し、

特に語彙運用上の想像力を活性化させる

 

 

という現象が言語学習の領域で

語られていることが、非常に興味深いですね!!

イラストの持つ不思議な力です!

 

それが人の想像力や語彙にどのように作用するのか?について

様々な考え方をまとめてみました。

 

 

イラストの力:想像力を育む視覚の魔法

 

 

抽象性が想像をかき立てる

イラストには、見えているものを直接的に写し取る写真とは異なり、

抽象的でユニークな表現ができます。

この抽象性ということが、見る人に思考の余地を与えてくれます。

 

例えば、線と形の棒人間を見ると、

みんなそれぞれが自分だけの物語を想像することができます。

 

 

 

 

これは、イラストが観る人の経験や感情とを結びつけさせながら、

情報を豊かに解釈させる力を引き出しているからです。

 

 

 

 

言葉を超えて心に語りかける

イラストを見たとき、人は無意識のうちに

それを言葉に置き換えようとします。

 

 

その瞬間、その人の持つ語彙は、

視覚から受け取ったインスピレーションを

引き金にして豊かになっていくはずです。

 

もちろん、その現象をより有効にするために

「問い」や「意識」の工夫が必要になります。

 

 

 

さまざまな感情や概念が

イラストを通じて喚起されることで、

 

言葉に新たな意味をもたらし、

僕たちの言語表現を拡げてくれるのです。

 

 

 

 

 

教育でのイラストの魅力

とういう事がいえるので

 

教育の場では、イラストのこの特性を活かして、

学習する人の言語能力や創造性を育てることができます。

 

 

学ぶ内容とイラストを組み合わせることで、

インプットされる情報や知識をより深く、

豊かに想像しながら“身につける”ことが

できるんじゃないでしょうか。

 

 

語学学習の領域での効果を考えると
さらに、イラストは“誰もが描く”ことで

世界中どこでも共通の言語のように

機能するようになったら楽しいですね!

 

異なる文化や言語を持つ方々にも、

“描く”共通の感覚体験を届けたい!

という想いが強く広がります!

 

 

 

 

 

まとめ

 

イラストが私たちの感覚にどのように影響を与え、

想像力や語彙を豊かにするについて、ちょっと深掘りしてみました。

 

描くコミュニケーション力は本当に無限大です。

 

 

イラストはただの絵以上のもの、
視る人の感覚に深く作用し、視覚表現とともに
語彙運用能力の向上にも寄与し、
新しいコミュニケーション力を促します。

教育やコミュニケーションの場でイラストを積極的に活用することで、
私たちの想像をかき立て、言葉を学ぶ事にも

新たな息吹を与える不思議な力を持っています。

 

 

 

 

 

 

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お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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