イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

思い込む、決めつける棒人間

 

 

なぜ私たちは「思い込み」に

縛られてしまうのか・・・?

 

 

お仕事や日常生活、人間関係において

 

勝手な「思い込み」や「決めつけ」によって

行動が制限されたり、トラブルに巻き込まれたり

葛藤や悩みの原因になってたりしますよね。

 

 

なぜ、「思い込み」や「決めつけ」が

生じてくるのか?

 

久しぶりに心理学的なテーマで

棒人間を描いてみました。

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

 

無意識の「決めつけ」と「思い込み」

 

 

毎日無意識のうちにたくさんの

「決めつけ」や「思い込み」によって、

自分の行動が制限されています。

 

 

たとえば、

「私はこれができない」

「自分はこれが苦手だ」と思ってしまうと、

 

実際には工夫ややり方次第でできることでも

挑戦する気持ちがなくなってしまいます。

 

 

「あの人は○○な人だ!」

「あの子は〇〇に違いない!」

って決めつけてしまい

 

関係性の構築が上手く行かない・・・

なんて事もありますよね。

また、無意識のうちに

「これが正しい」

「こうあるべきだ」と決めつけて

 

行動していることもありませんか?

 

 

 

こうした思い込みや決めつけが、

自分の可能性を狭めてしまうのです。

 

 

 

 

 

「知覚のフィルタ」とは

 

 

この問題を理解する手がかりとして、

 

僕もマスター認定をいただいている

NLP(神経言語プログラミング)が教える

 

「知覚のフィルター」

という考え方が役立ちます。

 

 

 

 

「知覚のフィルタ」とは、

人は外から情報をどのように受け取り、

解釈するかを決定するメカニズムです。

 

 

僕たちは、

見たもの、聴いたもの、感じたもの、

嗅いだもの、味わったもの

 

目の前に物事や事実を

そのまま受け取るのではなく、

自分の経験や信念、価値観、感情を

通して解釈しているということ。

 

 

 

まるでサングラスをかけて世界を見るように、

自分が持っている「フィルタ」が、

事実の見え方を変えてしまうんです。

 

 

 

 

 

これによって、同じ出来事でも

人によって感じ方が違うんですね。

 

 

 

 

 

「削除」「歪曲」「一般化」

この「フィルタ」がどう働くかを説明するのに、

「削除」「歪曲」「一般化」という3つのプロセスが関わってきます。

 

 

削除

 

 

削除は、情報の一部を無視してしまうことです。

 

私たちは膨大な情報を処理する必要があるため、

重要でないと判断された情報は無意識に取り除かれます。

 

例えば、日常生活で聞こえる背景の雑音や、

視界の隅にあるものなどが削除されることがあります。

 

でも、その一方で、

他の重要な情報を見逃してしまうこともあります。

 

ちなみ、棒人間が押してるボタンは
ドラえもんに登場する秘密道具をモデルにしました!
(てか、そのまま描きました)

 

 

歪曲

 

歪曲は、情報を自分の信念や期待に合わせて変形させるプロセスです。
現実の出来事が自分の思い込みや感情によって

自分にとって都合のいいように、情報を捻じ曲げて解釈することです。

 

 

一般化

 

一般化は、特定の経験を基にして、

広範なルールやパターンを作り出すプロセスです。

 

これにより、過去の経験を基に

新しい状況に対処することが容易になります。

 

 

しかし、一般化が過度になると、

偏見や誤解を生むことがあります。

 

一つの経験から「こういうものだ」と

全体に当てはめてしまうことは便利な時もありますが、

時には間違った考えを生み出すこともあるので要注意!

 

 

 

こうしたフィルタが働くことで

僕たちの認識や行動は大きな影響を受けてます。

 

対人関係やコミュニケーションをより良くするうえでも、

これらのフィルタが働いていることに気づき、理解し、

必要に応じて調整することが重要ですね。

 

 

 

イラストにおける思い込み

 

これらの「削除」「歪曲」「一般化」は、

イラストや棒人間を描く時にも影響を与えますね。

 

例えば、

「この棒人間はこのポーズしか使えない」

「この顔はこういうシチュエーションでしか合わない」

 

といった思い込みにとらわれてしまうことがあります。

 

そうなると、自由に表現する力が制限され、

結果的に表現の幅が狭くなってしまいます。

 

 

また、「人は動いている時は身体が曲がる」という思い込みによって、

描くときに自然な動きを歪めてしまうことがあります。

 

動き方や感情によって姿勢や表情は様々で、

このような固定観念にとらわれると、

 

イラストの表現力が制限されてしまうのは

非常にもったいないと想っています。

 

 

 

 

棒人間は、シンプルでありながらも、

様々な感情や動きを表現することができるツールです。

 

例えば、よく笑顔で使われる「線」や「形」も、

時には驚きや悲しみの場面でも使われることもあり、

新たな表現の可能性を発見することができます。

 

 

一つの表情から様々解釈を試みたり、

 

また、人間の動きや表情が状況に応じて

多様であることを理解し、実際に観察してみると、

棒人間の表現力はもっと広がります。

 

 

思い込みや決めつけを解消することで、

私たちはもっと柔軟な視点で世界を見ることができ、

イラストや創作においても

新しいアイデアを発見できるようになります。

 

 

 

 

私たちは日常生活でも、イラストを描く時でも、

無意識のうちに「思い込み」に縛られがちです。

 

 

でも、その「思い込み」を解消して、

シンプルに物事を見つめることができれば、

もっと豊かで自由な表現ができるようになります。

 

 

棒人間というシンプルなキャラクターも、

思い込みを外して自由に使うことで、

驚くほど多様な表現ができるツールに変わります。

 

 

ぜひ、思い込みを解き放って、

棒人間の“素晴らしい世界”を広げてみてください!

 

 

 

 

 

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アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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