いつもSiri先生のお手本を参考に
真似して描いているんですが、
なんか変なんです。
不自然というか。お手本のような
イキイキとした表情や仕草になりません・・・
受講者さんや読者さんから
こういった声を
よくいただいております。
ブログや動画教材などの
お手本棒人間を参考にされる方は
多いと思いますが
漫然と真似しているだけでは
いけませんよ~!
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
「お手本見ても描いているんですが
どうも上手く描けないんです・・・」
という方の絵やイラストを見せていただくと
概ねちゃんと描けてるんですよね。
それなりに棒人間としては成立していて
端から見れば
「すごい描けてるじゃん!」
というような仕上がりにも関わらず
ご本人の中では
なんか納得いかない・・・・
というような
もどかしいケースってのがあります。
これは、
「ただ棒人間が描ければいい」
というわけではなく
もっと表現力を付けたい
使いもなしたい!といった
ステップアップを目指している
姿でもあるので
このブログの棒人間たちに
魅了されてくださったのは
大変光栄ですし、
そういった皆さんの
ジワジワと湧き上がる向上心に
僕も嬉しく想います^^
“イキイキした
表情や仕草が描けるように
なりたい!!”
この描き方にある程度
慣れてきたら
さらに
その棒人間たちが
より愛着が湧いてくるようになる
観た人の心が惹きつけられるような
イキイキした表現に持っていく
とっても大切な考え方があります。
「〇〇している棒人間」
が描きたい!
と思ったときに
この
「〇〇してる」
っていうのは
バチコン!とハマる
お手本があれば良いのですが
実はフリー素材でも
中々見つからないことが
ほとんどで、
ご自身が頭の中で
思い描いているイメージとは
本当は違うけど
どこかを妥協して使用する
なんてことは多いと思います。
これは
僕がこのブログで紹介している
棒人間でも同じようなケースが
あるんじゃないかな?
自分が描きたいイメージ、
棒人間の表情や仕草は十人十色
僕が毎回描き下ろす棒人間も
実は同じものってほとんどなくて
状況によって、環境によって
「描きたい表情」は
動作や感情で微妙に違ってきて
その微妙な違いが伝わり方に
大きく影響することもあります。
“なんか変”
と感じるときは
自分の中での
この「〇〇している」の
イメージが
漠然としている
ことが原因の
一つだと考えています。
お手本を模写するときも
そのままを漠然と見て
漫然と描くのではなく
その棒人間の
「表情」
「仕草」
「感情」
「環境」
を具体的に
言語化
してみてください。
例えば、
この棒人間に
何が起こっていますか?
という問いを
自分のなかで立ててみます。
ほとんどの人はまず
走ってます
って答えますよね?
じゃ、
どんな風に走ってますか?
慌てて走ってます
どこから慌ててるように見えますか?
眉が釣り上がって、
白目が大きく開いて、
ヒア汗が出てて
体をのけぞらせて、
肘を張って手足を大きく振って
バタバタ走ってるようだから
なるほど、具体的ですね。
じゃこの棒人間の気持ちを代弁すると
どんなフレーズがでてきますか?
ヤベー!!遅刻する~!
いいですね!
それって、今どこで言ってますか?
学校の最寄り駅で、
改札口抜けたところかな?
この棒人間はどうやら
遅刻で焦って走っている学生さん
という具体的なイメージなんですね!
というような具合に
描いた棒人間、描きたい棒人間について
何度も「問い」を立てながら
状況・状態・表情を
具体的に言語化していきます。
そうすることで
棒人間たち一人一人に
背景やショートストーリーが宿り
何を描いたら良いか、
何から描いたら良いか、
どう描いたらいいのかが
見えて来て
棒人間を描くときにはそれが
自然と表情や仕草に現れてきます。
僕はこれを
“棒人間が醸す”と言ってますw
自分の中で言語化した情報は
せっかくだったら
全部表現したくなるかもしれませんが
それは“野暮”ってものでw
特に相手に全部伝える必要はありません。
先ほどもいったとおり
自分が思い言語化している
「状況」「背景」などは見えずとも
棒人間の“イキイキさ”として宿っており
観る人が感覚的に受け取れる
“面白さ”に
変換されています。
サクッと描きたい棒人間でも
常に
お手本を自分なりに「言語化する」
描きたいモノを
「言語化しながら」ペンを走らせる
という事を意識して
その棒人間の背景を宿して
みてくださいね^^
ちょっとめんどくさいかもしれませんが(^^;
表現力を上げるトレーニング方法だと
捉えていただけると嬉しいです。
そうすることで
“イキイキした表現”
が手に入り
あなたの「描く」を
より豊かなアウトプットに
レベルアップしてくれるはずです!
言葉では伝えきれないことを
伝えるための
イラスト技法だからと言って
言葉をないがしろにはしません。
イラストの表現力の
キモとなるのは
実は“言葉”だったりします。
面白いですね!
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