イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

「兵站(へいたん)」と棒人間の意外な接点

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

 

 

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

 

 

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

勢いを失うロシア軍

 

 

 

ロシア軍がウクライナに

侵攻して80日が経ちました。

 

 

 

 

侵攻が始まった2月下旬の話では

ウクライナの首都キーウが

陥落するのは時間の問題・・・

 

 

なんて言われてたのが、

 

 

1か月後には

ロシア軍はキーウ周辺から撤退し

 

東部制圧に狙いを切り替えたものの

大きな戦果なく

膠着した状態が続いているます。

 

 

ここ数日は

ウクライナ軍が押し返している
東部戦線でのロシア軍撤退

という情報も見受けられはじめました。

 

 


昨日のニュースでは

イギリスの国防の分析だと

 

ロシアは地上戦力の三分の一を

失ったんだとか!
(詳しい情報は⇒コチラ)

 

 

 

そもそも

NATOの拡大を阻止するための

ウクライナ侵攻でしたが

 

そんなとてつもない

犠牲を払いながら、

 

 

ウクライナには各国の支持が

どんどん集まり

 

北欧の中立国までがNATO加盟に

動き出すという

 

 

なんとも皮肉な

展開になっています。

 

 

 

キーウ撤退のニュースが

出たあたりから

 

ロシア軍の「兵站(へいたん)」の脆弱さ
が指摘されていて、ずっと注目しています。

 

 

 

兵站(へいたん)とは

戦争における

武器弾薬、食料、燃料などを

調達や補給の活動のこと

 

 

 

 

ウクライナ軍は、

正面から迎え撃つだけでなく

 

 

敵軍の兵站(後方補給路や拠点)を

各個撃破していくことで

 

 

侵攻してきたロシア軍の

前線部隊には、補給が届かず孤立し

士気も戦力も下がります。

 

 

 

 

 

どんなに戦闘力が高い人でも

食料がなければ

生きていけません。

 

人や武器の補充が無ければ

戦い続けられません。

 

 

戦いにおいては、

 

個々の「戦闘力」よりも

 

全体の「兵站」の方が

 

 

重要視されています。

 

 

 

今もなおウクライナの

凄惨な状況が報じられていますが

 

 

ロシア軍の疲弊撤退が進めば

停戦という動きも

出てくるんじゃないかと

見守っています。

 

 

 

 

 

 兵站と棒人間

 

 

「兵站」という言葉は

 

 

20代の頃から愛読している

塩野七生さんの

『ローマ人の物語』で

 

その重要性を知りました。

 

 

 

 

 

古代地中海世界の覇者

ローマ帝国の

1000年もの興亡が描かれた

長編大作です。

 

 

 

 

その中でも

好きなフレーズ一つに

 

 

「ローマは兵站(ロジスティクス)で勝つ」

 

 

という言葉があります。

 

 

 

 

 

“すべての道はローマに通ず”

 

 

と言われるように

 

 

古代ローマ帝国では

 

「アッピア街道」などの

ヨーロッパ中に張り巡らされた

石畳の街道が有名です。

 

 

 

 

 

これらは基本的に

兵糧や武器を運ぶための

 

軍事目的に整備されたもので

 

 

塩野さんは「兵站」について

このように書かれています。

 

 

 

ローマ軍では、

一人一人の精神力に

期待するのは

最後に来ることで

 

それ以前に

成されていなければ

ならないのは

 

個々の兵士が精神力を

最大限に発揮できるための

 

環境整備

 

つまり「ロジスティクス」

であると考えられていたのである。

(塩野七生『ローマ人の物語13』より)

 

 

 

 

 

個々の精神力よりも

環境整備が先!

 

 

 

 

これって

僕の講座やイベント運営の

考え方のベースになっていて

 

 

 

想いや気持ちを

伝えたいのなら、

 

まずやる事は

 

聴いてもらうための

場づくりが大事

 

 

 

だけど、

 

 

場が作れてないまま

気持ちや想いが先走って

前に進んじゃう人

結構多いんですよね~w

 

 

これって

兵站がぜい弱なまま、

深く攻め込んで

気が付いたら八方塞がりなってる

軍隊のようなもの

 

 

返り討ちに遭うか

自滅するかの道が待ってます。

 

 

 

 

 

 

 

想いやメッセージが

伝わらないのは

 

 

話し手や受け手の

気持ちの問題ではなく

 

場づくり問題と考えるだけで

 

より良くしていく

工夫・アイデアは

いくらでも湧いてくるはずです。

 

 

 

 

要するに、

 

伝える能力や技術
マインド磨くのも大事だけど

 

 

それよりも

準備が大事ってこと、

 

プレゼンやコミュニケーションでも

「兵站」の確保してみてくださいね!

 

 

 

 

 

それから

 

「兵站」って言葉の

語源も調べると面白くて

 

 

 

 

ローマでは兵站は

「ars(アルス)」って

呼ばれてました。

 

 

英語にすると

「art(アート)」

 

 

なんです!

 

 

素敵ですね~^^

 

 

 

 

ここでは「芸術」

という意味より

 

 

技(わざ)

解釈されてます。

 

 

 

人間がなすべき全てのことを

意味していたようです。

 

 

 

そういえば、武術のことを
「マーシャルアーツ(martial arts)」

 

って言うとことからも

“なるほどな!”って思えますね。

 

 

 

 

「兵站」とは

 

人の能力と精神力を

最大限に発揮させるための

 

環境を創る

「技」ってことであり、

 

 

 

 

 

人は何を想い

どう考えて

行動するのか?

 

 

ということを

先の未来をイメージしながら

 

 

そのために

どんな「技」で

場を整えていくのか?

 

 

 

なんて考えると

一見地味に見られる

 

事前準備も

ワクワクしてきます♪

 

 

 


想いだけでは伝わらない・・・

 

 

 

想いやメッセージを

正しく伝えて

ビジネスやプロジェクトを

成功に導くには

 

 

 

それらが発揮される

モノと仕掛けと棒人間の

 

“アートな”場づくり

大切って事ですね^^

 

 

 

 

 

 

 

オンライン講座情報はコチラから↓↓↓

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お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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